びるこブログ

ビールが大好きな病院薬剤師(育休中)

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産後「助けて」と言えた日

こんにちは! 

ブログ訪問ありがとうございます。

 

昨年の12月に出産し、子はすくすくと育ち100日が経過しました!

 

beerco.hatenablog.com

 

 

里帰りはしないと決め、産院退院後に夫と暮らしているマンションに戻りましたが、退院翌日早々に倒れてしまったことを忘れないように書いておこうと思い久々のブログ更新です!

 

 

◉想像以上に過酷だった産後

産後のホルモン変化の影響や、今後の育児への不安など色々あり、産後入院中の5日間なんと私・・・一睡も出来なかったのです😱

寝なきゃと思うほど寝れないって、みんな経験ありますよね😇

 

助産師さんたちからの

「実家は近いですか?」

「旦那さん育休取れますか?」

という質問に毎回「いいえ」と答えることにも悲しくなってきて、不安が増すばかりに。

 

さらに、よく寝る赤ちゃんと全然寝ない赤ちゃんというのが世の中には存在しますが、我が子は完全に全然寝ない赤ちゃんで不眠疲労度MAXに。

 

極度の睡眠不足と産後の体の痛みと、母乳出ないわ赤ちゃん寝ないわ食欲出ないわでもう最悪な状態になり、退院翌日の朝4時に全身が震えて立っていられなくなりました。

 

33才で泣きながら母に「助けて」と電話することになろうとは全く想像していませんでしたが、このままでは私も我が子もマズいと思い号泣でヘルプコールしました。

電話したら駆けつけてくれて、今もまだ仕事をしているのに泊まりこみで手伝ってくれた母。

夜間授乳はミルクで全部やってあげるから、とにかく寝なさいと言ってくれた母。

私が子供を産むまで生きていてくれて本当にありがとうという気持ちです。

 

相当初孫が可愛いようで、かなり楽しそうに手伝ってくれているのが唯一救われる点です。笑

 

父親になることがこんなに弱い人間になることとは、若いころには夢にも思わなかった。

門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」に出てくる一文ですが、産後やっと激しく共感できました。

 

 

◉産後ケアの利用

そんなこんなで新生児時期は乗り越えたのですが、週7仕事の夫との暮らしの中でワンオペに限界が来まして、産後1ヶ月半で産後ケアを利用して産院に1泊ショートステイをしました。

産後ケアのショートステイ助産師さんに赤ちゃんを預かってもらって、自分はベッドでゆっくり休める制度です。

食事とおやつの提供もあり、シャワーもゆっくり浴びれてかなり回復しました。

東京都の助成は本当に助かりまして、本来なら1泊2日で3万円以上かかるところ6,000円で済みました。

 

育児ってみんなやってることなのに、私は産院に助けを求めて戻るのか…と産後ケアを利用するのをずっと迷っていたのです。

でも助けてくれる人を頼るのは悪いことでもなんでもないし、育児から逃げてるわけでもないわけです。

 

産後ケア初日に、助産師さんに

「戻ってきちゃいました〜😭」って言ったら

「赤ちゃん大きくなったの見せに来てくれたんだよね!」って返してくれて涙出ました。

産後ケア制度の利用、とってもおすすめです!

 

産後ケア利用の後は2週間実家でお世話になり、やっと体力がつき寝てくれるようになった我が子と今は楽しい時間を過ごせるようになりました。

 

◉自立とは

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1/25 朝日新聞より

新聞で見つけたこの記事が、まさに私のことだなー! と思ったので載せておきます。

孤立困窮者の救済支援をしているNPO法人について、アジカンの後藤さんが書いたコラムです。

文字が小さいので、下に良いなと思った個所を書きだしました。

 

「助けてと言えた日が、助かった日です」

「自己責任という言葉が飛び交い、人に迷惑をかけないことが美徳とされる世の中で、どれほどの人たちが助けてという言葉をのみ込んでいるだろう」

「自立とは依存先を増やすこと」

 

まさにそうですね。

 

産後すぐに「これはまずい、鬱になる」と思った私は、まずは家族に連絡、友達にも連絡しまくり、行政にもヘルプを申請! ということで助けてと言いまくりました。

何度も家に手伝いに来てくれた父や母、いつでも電話してねと言ってくれた友人たち、泣いてばかりの私の話を優しく聞いてくれた助産師さん、たくさんの人に助けてもらいました。

 

もう良い年齢ですし、仕事でもある程度の立場になっていたので自立出来てるな〜なんて奢っていたのが恥ずかしいです。

 

自立とは助けてくれる人を周りにたくさん見つけておくことなのだと、出産を経て分かりました。

 

今では、電車の中や散歩中に沢山の人が話しかけてくれることにとても救われています。

赤ちゃん可愛いねって言ってもらえるだけで育児の助けになるのだと実感しています。

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写真は、生後2ヶ月でジムデビューした息子と、すっかり元気になり産後トレーニングに励む私です。

これからは全力で楽しみながら、育児に励みたいと思います〜!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。