こんにちは! びるこです。
ブログ訪問ありがとうございます。
人間は楽したい生き物ですが、楽して痩せると言う甘い誘い文句にはのってはいけません。
今日は痩せホルモンでお馴染みのGLP-1に想いを馳せて書いていこうと思います。
©︎ヨシタケシンスケ
GLP-1ダイエット
先日SNSで美容系の発信をしている方が、GLP-1ダイエットの経過報告を行っていました。
以前から糖尿病治療薬をダイエット目的で使用することは問題になっていました。
「GLP-1ダイエット」ですが、簡単に言うと2型糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬をダイエットに使ってしまおうというやつです。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)
- 小腸L細胞より分泌される消化管ホルモンであるインクレチンのひとつ
- 膵臓のβ細胞表面にあるGLP-1受容体に結合し、β細胞からインスリンを分泌する
- 血糖が高い時だけインスリン分泌を行うため、低血糖のリスクが低い
- 食欲抑制作用や心保護など多彩な作用が注目されている
ネットで調べると処方を宣伝しているクリニックの名前がばんばん出て来ます。
FDA(米食品医薬品局)では肥満症への適応が通っていますが、日本では肥満症への適応は承認されていないため問題となっているのですが、今までは注射だけだったところに内服が加わったことで美容目的での使用も加速しているような……心配です。
日本糖尿病学会からも警鐘が鳴らされています。
一部のクリニック等において、2 型糖尿病治療薬である GLP-1 受容体作動薬を、 適応外使用である美容・痩身・ダイエット等を目的として自由診療での処方を宣伝する医療 広告が散見されます。我が国において 2020 年 7 月時点で、一部の GLP-1 受容体作動薬に ついては、健康障害リスクの高い肥満症患者に対する臨床試験が実施されていますが、その 結果はまだ出ていません。したがって、2 型糖尿病治療以外を適応症として承認された GLP- 1 受容体作動薬は存在せず、美容・痩身・ダイエット等を目的とする適応外使用に関して、 2 型糖尿病を有さない日本人における安全性と有効性は確認されていません。
http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/jds_statement_GLP-1.pdf
海外では使用されてます! 的な宣伝文句で若い女性たちが
「使ってみました〜」
「今ならネットで簡単診察!」
とSNSに投稿しているのを見ると心配してしまいます。
打つだけで痩せる、飲むだけで痩せるはロマンありますけど・・・
危なっかしい使い方はハラハラするぜ・・・
海外での適応はBMI27以上で肥満関連疾患を持つ人、BMI30以上の肥満症であり日本で肥満症に承認が通ったとしても「最近ちょっと太ったかも〜」の人が使うものではないことを理解しないといけないです。
GLP-1受容体作動薬自体は素晴らしい薬ですし、インスリン分泌だけでなく多彩な作用を持っているので誤った使用で変なイメージがつくことだけは避けなければいけないなと感じます。
そういえば、インスリンは発見から今年で100周年なんだそうです。
おめでたいですねー!
この100年での医学の進歩って素晴らしいです。
だからこそ、医学の進歩を無駄にしないよう正しく使うことに尽力しなければならないと思います。
やめられない止まらない
肥満症の治療自体は大切なことだと思いますし、日本での肥満症に対する外科治療も保険収載されていますが、病院での治療は必ず生活習慣から見直すと言うのがセットです。
薬を使おうが手術で胃を小さくしようが、生活が変わらなければ何も変わらないですよね。
ただ、カロリーは美味しい。
魅惑のハイカロリー、それは間違いないのです。
私が大学時代にばくばく食べてぷくぷく太っていった原因になったのは〝ロールちゃん♪〟でした。
引用:山崎製パン
これ、とっても美味しいんですよね。
1本を1人でペロリと食べてましたが、1本500kcal近くあるようです。(わお!)
なんか軽いんですよね〜スポンジもクリームも、軽いからペロリなんですよね〜
軽いから食べられるって言い訳しながら食べるものって、大体本当は軽くないですよね。笑
今でも1本食べられるかは謎ですが、当時はいけちゃってたので若さって怖いです。
そもそもこれ1人で食べるものじゃなくない?笑
というわけで、誰にでもやめられない止まらない食べ物はあると思いますが、何事も程々に…が大切ですね。
まとめ
- 楽して痩せられるという誘惑にはのってはいけない
- GLP-1自体は素晴らしい
- やっぱりスクワットするしかない
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。