びるこブログ

ビールが大好きな病院薬剤師(育休中)

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トイレから痙攣しながら出てきた夫

こんにちは! びるこです。

ブログ訪問ありがとうございます。

 

暑くなってきたので今年も熱中症がわんさか出るのだろうと思い、以前も書きましたが今日も脱水のリスクを書いていこうと思います。

 

前に私が脱水で死にかけた話は書きましたので、今回はトイレから痙攣しながら出てきた夫のことを晒していこうと思います。

 

 

 

白目剥いて痙攣した夫

事件が起こったのは、結婚前のことです。

 

私の誕生日に軽井沢に旅行に行こうということになり、車で出発しホテルに入ったところで夫の様子がおかしくなりました。

 

なぜか布団にくるまって出てきません。

 

「熱あるかも」

というので、体温計を借りて測ってみたら38℃を超えていました。

 

それまでも突然発熱することがよくあったので、ホテルで貰った薬を飲ませて様子を見ていました。

 

夜ご飯も食べられたので一晩寝れば治るだろうと思って床につき、すやすや寝ていたら夜中の2時頃

 

トイレから夫が白目剥いて痙攣しながら出てきて、置いてあった加湿器を蹴り飛ばしそのまま布団に倒れ込んだのです。

(しかもお尻丸出しです)

 

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楳図かずお「洗礼」



ってなりました。

 

お尻丸出しなのが気になりトイレを覗いたら流してなかったので

「お尻拭く前に意識失ったな」

と判断し、お尻を拭いてあげました。

 

結婚前に彼氏のお尻を拭いたのは私くらいでは無いでしょうか。

 

意識が戻らないのでとりあえずパンツを履かせて、声をかけていたら反応があり意識が戻りました。

 

なぜ痙攣し意識消失したのか

インフルエンザの流行時期だったので、高熱と痙攣となると

インフルエンザ脳症か? と最初に考えました。

 

インフルエンザ脳症はインフルエンザ感染に合併する重度の中枢神経症状であり、小児の報告がほとんどですが大人でもないわけではありません。

死亡リスクがあるため甘くみてはいけません。

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国立感染症研究所HPより

インフルエンザ脳症だったら夫が死んでしまう! と思い、夜間救急を受診しました。

 

インフルエンザ検査の結果は陰性で、対応してくれた女医さんはロキソニンだけ処方して去っていきました。

 

検査が陰性だとしてもインフルエンザ疑いで痙攣まで起こした人にNSAIDsを処方するなんて! と抗議しましたが、取り合ってもらえずホテルに戻ることになりました。

 

ちょっと悔しかったので、あの女医さんの名前は一生忘れないと決めました。

 

NSAIDsを服用させるわけにはいかないので、一晩中冷やしたタオルでクーリングしつつOS-1を飲ませながら看病し翌朝すぐに東京に戻ることにしました。

 

ペーパードライバーの私が軽井沢から東京まで運転して帰るという重大ミッションを達成した記念すべき日となりました。

やればできる子なのです。

 

で、結局なんだったのかというとインフルエンザ脳症ではなく腸炎で下痢した末に痙攣して意識消失したという結論です。

 

東京に戻ってから行った病院でもインフルエンザ検査は陰性で、熱発後下痢が続いていたようなので腸炎と診断されました。

 

私が旅行を楽しみにしていたので、出発前から熱っぽかったことを言い出せなかったようです。

旅行無しになって怒るほど激しい女じゃないから言って欲しかったです。

 

そもそも原因が、前日の夜に私が買ってきた「半額セール品のカツオのたたきがちょっと傷んでいたこと」ぽかったのでごめんねって気持ちになりました。

 

水分がなくなると人は死んでしまう

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厚労省HPより

以前も出したポスターですが、水分を失うだけで人は死んでしまうものです。

水と塩さえあれば1か月前後生きられると言われているだけあって、とにかく水分が生命線です。

 

毎年熱中症の注意喚起が出ているのに倒れる方が大勢いるので、とにかく水分補給を意識して夏を乗り越えたいですね。

 

熱中症での死亡者は1,000人を超えており、80%が65歳以上の高齢者です。

 

とにもかくにも

  1. 暑さを避ける
  2. こまめに水分補給
  3. 暑さに備えた体づくり

 と国から注意喚起が出ていますので、みんなで協力して熱中症患者を減らしていきましょう。

医療現場の負担を少しでも減らしてほしいというのも本音です。

 

 

それにしても、夫がお尻丸出しで痙攣する様は本気でホラー映画のようでした。

怖すぎる。

 

 

私も夫も脱水で死にかけた経験があるため、今年も水分摂取を意識して過ごしたいと思っています。

 

まとめ

  • 人間にとって1番大切なものはお金でも愛でもなく水分
  • 今年こそ熱中症患者が減りますように
  • いくら彼女が怖くても、旅行前の体調不良はちゃんと申し出た方が良い

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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