こんにちは! びるこです。
ブログ訪問ありがとうございます。
あったかいですね〜
4月のフルマラソンに向けて、休日に20km走をしたら普通に(?)熱中症になりました。
脱水で頭痛が酷かったので、ポカリ的な物をガブ飲みしたら、私の最弱なお腹が負けて下痢しました。
お尻からただの水が出てくるほど(汚い話だな)腸がすっからかんになってしまい、これが浸透圧性下剤の仕組みよね〜なんてアホなことを思いました。
脱水時は薄めたスポーツ飲料をゆっくり飲まなくてはいけません、分かっているのにいつもやらかしてしまう。
皆様脱水にはご注意くださいませ。
我が友、スミス
先日、父から「面白そうな本があるよ」とLINEが来ました。
第166回芥川賞候補作、第45回すばる文学賞佳作の石田夏穂さんの「我が友、スミス」です。
スミスというのは、言うまでもなく皆様ご存じのスミス・マシンのことです。
価格:240,000円 |
私も何度もお世話になった、あのスミスです。
表紙から伝わってくるように、この小説の題材は女性の筋トレでありボディビルです。
筋トレ、とりわけボディビルというニッチな分野を題材とした小説が芥川賞候補になっていたという喜ばしい事実と、この作品の紹介文にグッと来てしまい即購入しました。
素人にとって、筋トレは女らしさから遠ざかる行為のように思われがちだし、彼女の母親も「ムキムキにならないでよ」と言うが、実際は女らしさを極める行為なのだ
まさに私の伝えたいこともこれであります。
ムキムキになっちゃうんじゃないの~? と私も幾度となく言われてきたものですが、ムキムキになることは非常に大変で、筋肉への理解度が低い人ほど簡単にムキムキになるなんて言葉を使うものです。
かくいう私もトレーニング初心者の頃は「ムキムキになりたくないから~」などとほざいておりましたが、夫から「なれるもんなら、なってみろ」と叱咤されたものです。
また、身体を鍛えることで女らしさも鍛えるというのはトレーニングに励む多くの女性が共感することだと思います。
トレーニーは共感しながら、トレーニーでなくてもユーモアが盛りだくさんなので楽しく読める素敵な作品です。
ナイス・バルクっ!
若さ≠強さ
身体づくりは「年単位の事業」と作中でも書かれているのですが、まさに若さイコール強さにならないのが身体づくりの良い部分であると思います。
タニタHPより引用
タニタHPより引用
タニタさんのページからグラフを拝借しましたが、筋肉量も基礎代謝も基本下り坂をごろごろと転がり落ちていくのが人生です。
そして、生きていく上で若さにしか価値がないという事実に直面することは、男性より女性に多いものです。
しかし、若さイコール強さとならない素晴らしい分野が筋肉だといえます。
冒頭に練習で20㎞走ったと書きましたが、初めてハーフマラソンに出た7年前は走った翌日全身ボロボロで痛くて痛くて生活に支障を来しました。
ですが今回は、熱中症にこそなったものの筋肉痛をすこし感じる程度でぴんぴんしています。
全身ボロボロになった頃より7才年は取りましたが、私の筋肉は着実に強くなっていてくれました。
ボディビル業界でも同じことが言えるようですが、若さが強さではないのです。
素直じゃないのは自分自身
筋肉の成長はなんて素直で素晴らしいのだろう、と思います。
人間の臓器は沈黙する事が多くあまり言うことを聞いてはくれませんが、筋肉と骨の素直さといったら生まれたての赤ちゃんレベルだと思います。紛う事なき素直さ。
沈黙の臓器の代表格は肝臓ですが、我慢強いにも程があるってくらいに沈黙し続けて症状が出た頃には手遅れになります。
そう思うと、筋肉痛であるとか関節痛などはすぐに非常事態を知らせてくれるのでやはり素直です。
その素直さが嬉しかった今年の1月と3月の体組成の変化を載せます↓
目標を定めたのが功を奏し、1ヶ月でグッと体が絞れてきました。
やっぱり嬉しい体内年齢18才。
明日で33才になるので、ティーンな部分が体に残っているのは嬉しいものです。
筋肉だけでなく、脂肪も素直なんだなと思います。
何をやっても痩せなかった時に、素直じゃなかったのは自分自身だったのかもしれない・・・と「我が友、スミス」の世界観に酔っ払ってますので書いておきたくなりました。笑
自分が満足するまで自由に鍛えられる、お金と環境と平和と健康な身体が手中にあるということは本当に幸せなことだと改めて感じさせてくれる1冊「我が友、スミス」、おすすめです。
価格:1,540円 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。