こんにちは! びるこです。
ブログ訪問ありがとうございます。
今日は人生受け身になってはいけないな~と思ったことを、医療のこととトレーニングのことで書いていこうと思います。
能動的と受動的
先日、病棟業務中に入院患者さんの持参薬の確認をしていた時のことです。
既往から処方意図が判断つかない薬を持参していたので
「これは何で飲み始めたのですか?」
と聞いたところ
「分からない、先生に処方されているから飲んでる」
と返答がありました。
処方意図がはっきりしない薬に出会うことは稀ではありません。
薬物有害事象に薬剤で対処し続ける「処方カスケード」に陥っていたりすると、もう自分では何故その薬を飲んでいるのか分からなくなってしまったりします。
高齢者の多剤併用の原因にもなっていますし、適宜処方内容を見直す機会を設けて介入していくことが重要とされています。
厚労省:高齢者の医薬品適性使用の指針
今回対応した患者さんはまだ若く、他科受診をしているわけでもありませんでした。
おそらくかかりつけ医とのコミュニケーション不足か自分の治療に対して受動的なのか…という印象を受けました。
〝薬を飲まされている〟
と受け身にならず、自ら治療に参加していく気持ちを患者さんが持てるようにサポートするのも私たちの仕事の一つだなと感じます。
シンジ君も、エヴァに乗らされていた時と自らエヴァに乗る決意をしたときは目が違いますよね、それです。
「そんな……できっこないよ、こんなの乗れるわけないよ!」
↓
↓
引用:「新世紀エヴァンゲリオン」庵野秀明
受け身じゃない人間は、自ら選択することができる。
何故、を理解する
私も受け身にならないように気を付けていることがあります。
それはトレーニングに関してなのですが、どうしても全部夫任せになってしまって何故そのトレーニングをしているのか分かってない時があるのです。
パーソナルトレーニングの弊害です。
気がついたらダンベル持たされてて、気がついたらシャフト担いでるので、気がついた時にはトレーニングし終わってて助かります。笑
というわけで、これ読みました。
「使える筋肉・使えない筋肉 アスリートのための筋力トレーニングバイブル」谷本道哉
バイブル!
今回は最近自己ベストの35kgを達成したハングクリーンを何故やっているのかを書きたいと思います。
35㎏が上がった時、飛び上がるほど嬉しかったです。
筋肥大を目的とする筋力トレーニングの代表格はビッグ3の
【スクワット・ベンチプレス・デッドリフト】
ですが、ハングクリーンは筋肥大を目的とするものではありません。
クリーンやスナッチなどの種目はクイックリフトといわれます。
クイックリフトで鍛えられるのは
【爆発的な筋力発揮】
私は腕の力だけで35㎏の重りを上げることは不可能なので、下肢の力をバーに伝える連動性や、反動で筋肉を強制伸張させるSCC(伸張ー短縮サイクル)の要素がクイックリフトでは重要とされています。
全身で上げる!
ビッグ3で鍛えた筋肉を、存分に使えるようにするためのトレーニングということになります。
基礎ありきってことです。
そんな爆発的な筋力発揮をお前はどこで使うんやって話になりますが、マラソン大会のゴール前のダッシュとか、青信号が点滅しているときダッシュで横断歩道渡るとかそんなもんですね。笑
病院での業務で一切使っていないことは間違いないです。
というのは冗談で、そもそもトレーニングを始めたきっかけは趣味で始めたランニングをちゃんと走れるようになりたかったからなのです。
ただ走るという行為が、何よりも難しかったりします。
クイックリフトで身に着けた筋発揮力はランニングでしっかり活きてきますので、私のようなアスリートでもない人も取り入れて損はないトレーニングだと思っています。
使える筋肉・使えない筋肉
最後に、本のタイトルにある「使える筋肉・使えない筋肉」について触れて終わりにしようと思います。
結論から言うと、使えない筋肉なんて存在しないと書かれています。
使えないように見える筋肉があるとしたら、その人が「上手く筋肉を使えていないだけ」なのです。
せっかく苦労して手に入れた筋肉を使いこなせるかどうかは、私たちの努力と理解度次第だと思います。
通勤時に駅で階段を昇りながら色んな人の足を観察していますが(笑)、上手く筋肉を使って昇っている人はとても少ないです。
せっかく備わっている筋肉を使いこなして快適ライフを手に入れるべく、まずは体の使い方に興味を持つことは大切だと思います。
みんなにクイックリフトせよ、とは言いません。
筋トレも服薬も、言われるがままではなく理解しようとすることが大事な一歩なのかもしれないと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。