こんにちは! びるこです。
ブログ訪問ありがとうございます。
今朝、嬉しいことがありました。
私には、毎日朝の挨拶を交わす近所のおばあちゃんがいるのですが、今朝も挨拶をしたら
「素敵なワンピースね」
と返してくれたのです。
うぅ、なんて嬉しい言葉をくださるんでしょう。
地震の影響で駅に入場規制がかかり、1時間仕事には遅刻しましたが幸せな気分でした。
映画「SEX AND THE CITY」の冒頭で、ニューヨークを歩いている主人公のキャリーに
「素敵なドレスね!」
と道ですれ違った女性が声をかけるシーンがあって好きなのですが、まさにそれでした。
住んでいるのは東京の下町ですが、気分はニューヨークです。
今日は最近起こったもうひとつの嬉しい出来事をもとにブログを書きたいと思います。
告白されました
退院する75歳の患者さんから
「いつもニコニコしていて、先生(=私)のこと大好きなんです」
と愛の告白をいただきました。
こちらも、近所のおばあちゃんと同様に可愛らしいおばあちゃんです。
最近涙腺が馬鹿野郎なので、涙出そうになりました。
患者さんに顔を覚えてもらったり、名前で呼んでもらえたり、そうゆうのがとっても嬉しいのです。
「びるこちゃん」なんて親しみを込めて呼んでくださるおじ様もいらっしゃって、若干下心も感じますが有難い限りです。
下心だって、心です。
笑顔を褒めてもらえるのって一番嬉しいんですよね。
薬剤師の仕事を褒めてもらえるときは「専門性」を認めてもらえたときですが、仕事と切り離した個人として褒めてもらえるときは「人間性」の部分かなーと思ってより嬉しく思います。
笑顔を褒められたからといって人間性も褒められたものかというと、私の人間性なんてクソみたいなもんかもしれないので相関しないかもしれませんが、笑顔に好感を持って貰えたならこんなに嬉しいことはありません。
なにより、老若男女問わず好きという気持ちを伝えてもらえるのは嬉しいものです。
愛の告白は、何回されても良い。
その患者さんのように好きな人に好きと率直に伝えられることも素晴らしいことです。
恥ずかしがらずに、私も好きな気持ちをその場で素直に伝えられる人でありたいです。
千秋先輩に学ぶイマジン・エンパシー不足
人間性の話ですと、「のだめカンタービレ」で〝音楽性より人間性〟という名言があります。
千秋先輩は音楽性は抜群ですが人間性に難ありなので、完璧な自分と同じものを相手にも求めてしまいがちです。
そして指揮者としては天才的なのに、指揮を見てもらえないくらい仲間に嫌われたりする。
千秋先輩は「イマジン」と「エンパシー」が足りてない訳です。
音楽性が素晴らしくても、人間性で全て無駄になってしまうこともある。
これは何にでも当てはまりますが、せっかくの努力が自分の人間性のせいで活かせなくなってしまったら意味が無いので、やはり専門性より人間性って大切なのだと思います。
嫌われた後「や〜めたっ」と投げ出さずにしっかり相手と向かい合って、時には謝罪して、最後には素晴らしい音楽を生み出す千秋先輩はやはり天才なんですけどね。
人間性あってこその専門性
人間性だけで仕事が成り立つかというと、成り立ちません。
医療職で専門性がないのは論外ですが、専門性にあぐらをかいてイマジンやエンパシーを疎かにするとトラブルに発展しかねません。
病院で稀に見かけるのは
〝〇〇先生NG〟
というカルテの注意書きです。
診察中に何かしらトラブルが発生して
「今度からはあの先生以外の人にしてください!」
と帰り際に患者さんから吐き捨てられるパターンによるものです。
医療従事者側の態度が圧倒的に悪い場合もあれば、本当に患者さんのことを思って厳しいことを言った末のトラブルの場合もありますので一概には誰が悪いとは言えません。
時には嫌われたとしても、医療として優先しなければいけないものもあるので難しいのですが、伝え方に工夫は必要です。
口コミにもスタッフのことをボロクソ書かれたりすると病院の印象も悪くなりますし、都内ですと病院の数も無限にあるためすぐ他所に行かれてしまいます。
患者様はお客様ではありませんが、患者対応にも礼儀と思いやりを徹底しなければ病院も成り立たないなと感じます。
おばあちゃんたちのコミュ力
そういうわけで、最近私を喜ばせまくったおばあちゃん達に学ばないといけないなーと思った訳です。
「ワンピース素敵ね」
「ニコニコしてるあなたが好きよ」
たった一言で、何日も嬉しい気持ちになったりする。
そのようなコミュニケーションを自然に取れるおばあちゃん達は凄い。
喜ばせようなんておそらく思ってないのがまた凄い。
専門性より人間性、大切にしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。